2006年 ももいちご栽培日記

【2006/02/07】

あの噂の「ももいちご」が我が家にやってきました。なんでも徳島県の数件の農家にしかももいちごとして出荷することが許されていないそうで、あまり関東には出回って来ないんだそうです。今回はネット通販を利用して「生産が追いつきません。しばらくお待ち下さい!」と言われながらもようやく手にすることができました。

噂の「ももいちご」は、20個入りで8,000円だったので、400円/1粒の高級品です。箱の中に丁寧に陳列されていました。1粒の大きさを伝えるために500円玉と並べてみましたが、比べものになりません。タマゴの方がイメージ湧きそうです...

ももいちごを半分に割ってみると中身は真っ白で、まさに「ももいちご」と言われる由縁かなと思いました(モモのように真っ白...)。そんな高級イチゴから表面のプチプチ(タネ)を根気よくとり、自給自足してみることになりました。とりあえず普通のポットを用意して、普通の野菜用培養土の上にパラパラッと蒔いてみます。

種は一粒ずつとり、果肉を乾燥させて剥がしながら集めました。(種に果肉が付いていると発芽を抑制してしまうので、ティッシュペーパーかキッチンタオルの上に種を置き、くっついてきてしまった果肉ごと乾燥させます。種は乾燥後、パラパラっと指で落とすことが出来るので、簡単に果肉と分離することができます。)

【2006/05/25】

写真左は種蒔きしてから44日後(3/26)で、室内の日の当たらない暖かい場所で発芽させましたが、日当たりの良い場所に移動したら干からびてしまいました。

写真右は、まだ土の中に残っていた種が発芽してきたところです。紫外線の強い日向を避け、薄暗い台所の出窓で育てています(後々この考え方が間違っていることに気が付きます...)。

【2006/07/09】

この栽培日記を見て下さっていた方々からたくさんの情報をいただきました。イチゴの栽培には日の光が必要なんだそうです。そこで、日当たりの良い場所に移動したところ、おかげさまで写真左のような立派な苗になりました。

ただ、このままではポットの中が密集してきてしまうので、育苗用のポットにイチゴ専用土を入れて移植することにしました。この後、ベランダのやや日の当たる場所に移動して、ポット内が乾燥しないようにトレーを敷き水を張りました。

【2006/08/20】

イチゴの苗が大きくなり(写真左)、育苗用ポットでは厳しくなってきたので、鉢形プランターに移植しました(写真中央)。ももいちごの実がプランターから溢れるように赤く実ってくれれば予定通りなんですが...

実は、この鉢形プランターがあまりにも大きかったので、下の方は普通の培養土を入れ、上の方5cmだけイチゴ専用土を入れました... 写真右はその1ヵ月後です。しっかり根付いてくれたようです。

【2006/10/15】

ランナーが何本か伸びてきました。鉢の中でうまく根付いてくれるように誘導しています(写真左)。それに伴い、鉢の中が混み合ってきたので、育ちの悪い苗や古い葉っぱを切り落としました(写真右)。スッキリッ!

【2006/12/21】

初めてのイチゴの実生栽培だったので、今後どうなっていくのか分かりませんが、とりあえず無事越冬してくれることを願っています。ところどころ葉っぱが赤くなり枯れてしまっていますが、来年に備えた新芽?が顔を出している(写真右)ので期待したいと思います!